ニキビ発症とビタミン類

ニキビの予防改善に、とくに重要な役割を果たしているのはビタミン類です。ビタミンAが不足すると、古い細胞が溜まってしまう角化異常がおこりやすくなり、皮脂も詰まりやすくなってしまいます。ビタミンB群が不足すると、皮脂分泌のコントロール機能が低下したり、皮膚の抵抗力も弱まってアクネ桿菌が増殖しやすくなります。ビタミンCが不足すると、細胞の再生機能が低下したり、メラニンの増加が進んで、お肌のシミができやすくなってしまいます。

ニキビの発症はもちろんのこと、こうした肌トラブルを避けるために、ビタミン類はしっかりと摂取しなければなりませんね。


ニキビ発症と食習慣

ニキビの発症は食習慣に大きく影響されます。チョコレートやスナック菓子をついつい食べ過ぎて、ニキビができてしまったことはないでしょうか。脂肪分や糖分が多い欧米型の食事が一般的になり、その結果、ホルモンバランスの乱れる思春期を過ぎてもアダルトニキビで悩む方が増加傾向にあるのです。

ニキビには、最近は30代や40代の方も悩まされるようになってきています。その要因のひとつとして偏った食生活が大きく関係しているものと思われます。

ニキビばかりではなく、もちろん肥満の原因にもなります。スナック菓子類が美容にも肥満予防にもよくないことは皆さんわかってはいても、その誘惑を振り切るのは難しいようですね。ニキビ予防や美容のためばかりでなく、内蔵の機能を高めて体調を整え、色々な病気を防ぐためにも、バランスのよい食事は大切です。


ニキビ発症とホルモンバランス

ニキビ発症には、ホルモンバランスが大きく影響しています。ニキビが思春期に多いのは、第2次性徴期を迎えて性ホルモンのバランスが大きく乱れることが原因です。性ホルモンには、アンドロゲン(テストステロン)に代表される男性ホルモン、卵胞ホルモン、(エストロゲン)や黄体ホルモン(プロゲステロン)といった女性ホルモンがありますが、第2次性徴期を迎えると男性ホルモンの分泌が盛んになります。この男性ホルモンの働きによって、皮脂を分泌する皮脂腺が増大し、また皮脂の分泌量も多くなるために、皮膚はどうしても油っぽくなってきます。

ニキビに影響する皮脂が毛穴からしっかり排出され、こまめな洗顔で皮脂や汚れなどがきれいに取り除かれればいいのですが、それらが毛穴に詰まってしまうとコメド(面皰)が形成されることになります。


ニキビと脂性肌

ニキビに一番悩まされるのが、脂性肌のかたですね。脂性肌とはオイリー肌とも呼ばれ、皮脂が過剰に分泌され、ベタつきやテカリがみられる肌のことです。脂性肌は顔だけでなく、頭皮や背中・胸にも見られます。ニキビができるのは顔だけではありませんね。背中にニキビができるのは、こういった理由もあります。

脂性肌は皮脂の分泌量が最も過剰な肌のタイプです。皮膚が厚くなりやすく、表面がでこぼこに見えがちで、顔全体が皮脂ですぐに光って見えるのが特徴です。毛穴が大きく開いており、皮脂や汚れが詰まりやすくニキビのできやすいタイプです。

ニキビには悩まされやすい脂性肌ですが、夏場で汗をかいた後などは、洗顔で肌を清潔に保つことを心がけることが、一番のニキビ予防といえます。


ニキビと乾燥肌

ニキビは乾燥肌のかたには、比較的できにくいといわれています。乾燥肌とは、皮脂の分泌量が最も少ない肌のタイプです。乾燥してかさつきやすく、肌のキメも粗く整っていないことが特徴ですね。また、乾燥肌は皮脂膜が十分に形成されていないため、ちょっとした刺激でかぶれや湿疹などがおこりやすいです。肌の表面には、角質層という細胞の層があり、その外側を皮脂がおおっています。角質層が水分を保ち、皮脂が膜をつくって、肌のうるおいを保っています。この角質層は、外からの刺激を防ぐバリアとして働いています。

ニキビの発症に皮脂分泌が深く関わっているのは確かですが、だからといって乾燥肌にはニキビの心配は無用というわけではありません。ニキビのできる原因とは、じつはそれだけではないからです。


ニキビとアクネ桿菌の関係

ニキビアクネ桿菌は大敵です。毛穴に皮脂やアカが詰まったコメド(面皰)の状態では、皮膚を清潔に保つことで黒ニキビや白ニキビが治る可能性もあるのですが、同時にコメド(面皰)はアクネ桿菌の絶好の繁殖場所でもあるため、とりわけ皮脂の分泌が盛んな思春期はどうしても赤ニキビへと進行してしまいいやすいのです。赤ニキビは専門的には丘疹といいます。

アクネ桿菌が増殖しはじめると、その部分は炎症をおこして赤く腫れます。アクネ桿菌が作り出す酵素によって、毛穴に詰まった皮脂やアカが酸化されて炎症が拡がり、やがて膿を持つようになります。これを膿疱といいます。アクネ桿菌はポルフィリンというオレンジ色の蛍光性の代謝物を分泌しているので、この段階で専門医で検査してみると、感染しているかどうかすぐわかります。もし痛みがあるようでしたら、皮膚の深い部分に炎症がおきている可能性があります。これを膿腫といい、皮膚の表面にできる膿疱よりも通常、治りが遅くなります。

また、アクネ桿菌のほかには表皮ブドウ球菌という細菌もニキビの発症と進行に関与しています。


ニキビを悪化させる細菌とは?

ニキビを悪化させるもとになるのは、細菌です。皮脂やアカが毛穴に詰まってできた黒ニキビ白ニキビにアクネ桿菌という細菌が増殖すると、炎症が起きて赤く腫れてしまいます。これが赤ニキビといわれるものです。つまり、黒ニキビ白ニキビを悪化させるのがアクネ桿菌というわけです。

アクネ桿菌は誰の皮膚にでも存在する常在菌で、嫌気性で好脂性を特徴としています。空気が少なく、脂肪の多いところを好むということですね。ですから、毛穴が詰まって空気の流入が大幅に減少し、しかもそこに皮脂などがたまっていると、そこはアクネ桿菌が増殖するのに非常に好都合な場所なのです。実際に身体の中でも皮脂の分泌量が多い場所(顔、胸、背中など)はアクネ桿菌の菌数も多く、ニキビの好発生部位でもあります。


ニキビと皮脂の関係

ニキビの原因になる皮脂も、肌の潤いには大切な役割をはたしています。本来、皮脂は皮膚を保護し、潤いや滑らかさをキープし、雑菌などの増殖を抑えるという役割をもっています。しかし、さまざまな汚れが付着することからニキビの原因にもなりうるのです。適度な量の皮脂が分泌されて、皮脂膜という薄い脂の膜が皮膚全体を覆うことで、外部の刺激から肌を保護し、さらに潤いや滑らかさを保っているのです。

また、皮脂膜は弱酸性の性質を持ち、皮膚の表面の雑菌などが増殖しにくい環境を作るという働きもしています。とはいえ皮脂膜は油の膜ですから、汚れやすいという欠点があります。空気中のほこりやちりを吸収してしまいますし、そのほこりなどが皮膚の大切な水分や油分を吸収してしまいます。こうして、汗やほこりやちりなどが一体となった汚れが肌全体に付着することになります。

皮脂を作り出す皮脂腺は、全身に同じように分布しているわけではなく、集中しているところがあります。特に皮脂腺が多い部分を専門的には脂漏部位といいます。顔、頭部、胸、背中の中央部、わきの下、ひじやひざ裏、ももの付け根などが脂漏部位で、顔の中でも額や眉間、鼻、口の周り、あごといった中心部のいわゆるTゾーンはとりわけ多量の皮脂が分泌される部分です。ニキビができやすいのは、まさにこういった場所なのです。これで、あごのニキビ背中のニキビができるのはこうしたわけだとお分かりいただけるかとおもいます。


タグ:皮脂 ニキビ

ニキビのできやすい肌とは

ニキビのできやすい肌とは、どのような肌でしょうか。ニキビ予防として、自分の肌のタイプを知ることは大切です。皮脂の分泌量によって、肌のタイプは四つのタイプに分けられます。

@ 乾燥肌
皮脂の分泌量が最も少ない肌のタイプです。乾燥してかさつきやすく、また肌のキメが粗く整っていないことが多いのが特徴です。皮脂膜が十分に形成されないために、ちょっとした刺激でかぶれやしっしんなどになりやすいタイプです。

A 脂性肌
皮脂の分泌量が最も過剰な肌のタイプです。皮膚が厚くなりやすく、表面がでこぼこに見えがちで、顔全体が皮脂で光って見えやすいのが特徴です。毛穴が大きく開いているために皮脂や汚れが詰まりやすく、ニキビのできやすい肌タイプです。

B 混合肌
部分的にかさついたり、脂っぽかったりする肌のタイプです。顔全体は乾燥しやすく、部分的に額や鼻などの皮脂の分泌量が多いという乾燥型の脂性肌の方が多いようです。

C 普通肌
皮脂の分泌量が適度であり、肌トラブルがおこりにくく、肌のキメも整っていて理想的な肌のタイプです。

お肌のタイプといっても固定されているわけではありません。汗をかきやすい夏には皮脂の分泌量が多く、冬は少なくなるのが通常です。ですから、季節によって肌タイプが変化することも珍しいことではありません。また、加齢によって表皮や真皮の機能が低下したり、皮脂の分泌量も少なくなって乾燥しやすくなるのが一般的ですから、年代によってもお肌のタイプは異なってきます。ニキビ予防には自分の肌の状態をチェックしつつ、スキンケアの方法を工夫することが大切ですね。


アダルトニキビについて

アダルトニキビ大人のニキビ)は皮脂腺の最も活動のさかんな思春期にできるニキビとは異なり、角質の機能低下が原因となっていることの方が多いようです。アダルトニキビが意外に脂性肌の方よりも乾燥肌の方に多くみられるのもそのためです。肌が乾燥して角質層の新陳代謝がスムーズにいかないと、厚くなった角質や角質の代謝物が毛穴に詰まって、毛穴に住むアクネ菌を元気にしてしまうのです。

アダルトニキビ大人のニキビ)をもたらす重要な原因のひとつはストレスではないかといわれています。職場や家庭の中で抱えるさまざまなストレスが、気づかないうちに積み重なって、自律神経系や内分泌系の働きに悪影響を及ぼした結果、アダルトニキビなどの肌トラブルを引き起こしてしまうことはじゅうぶんに考えられることです。

ただ、具体的にどのような出来事がどれくらい強いストレスになるかというのは人によって異なりますし、肌トラブルとの関係性を科学的に証明することは、現状ではむずかしいところです。また、ニキビをはじめとする肌トラブル意外にもさまざまな体調不良を引き起こす原因にもなりかねません。それだけに、ひとりひとりが自分に合った方法でストレス解消をはかることはとても大切です。


広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。